安心して暮らせる木の環境
木は200年経っても強さが変わらない
年月が経つうちに木は強度が落ちる心配はないのでしょうか?そんな不安をもつ方も多いと思われますが、 木は伐採後100年、200年程度では強度がほとんど衰えないことが、木の経年変化の調査で明らかになっています。 とくにヒノキなどは伐採後200年の間は逆に強度が増していくなど、木が生きた素材であることを物語っています。 一方、鉄やコンクリートなどの人工素材は、新しいものほど性能が良く、時間の経過とともに強度が衰えていくと考えられます。
木は火に強く耐久性が高い
木材は断面が厚くなれば熱が中まで伝わらず燃えてしまうまで時間がかかります。 鉄は、薄くて強い代わりに火や熱によって短時間で温度が上がり変形してしまいます。 木造住宅が「火に強い」といわれるのは、大きい断面を持った木材になると、表面に着火しても、表層に炭化層ができ、 それが断熱層の役割を果たし、燃焼の進行は遅く、燃えても短時間で崩れることがなく、いざという時、避難時間や消火活動の時間が十分に得られるからです。